白濱真理子

MARIKO SHIRAHAMA

略歴

1996年大阪府出身。2017年大学進学を機に石川県へ移住。6年間、金沢美術工芸大学工芸科にて漆を学ぶ。現在は愛知県在住。
脱活乾漆技法を用いた造形作品を中心に制作している。                  

Instagram: https://www.instagram.com/mariko_shirahama/

作品への想い

能登は学生時代何度も訪れた場所です。漆の盛んな能登で多くの職人さんにお会いし、工房や貴重な漆器を拝見し、たくさん学ばせていただきました。地震後、家財片付けのボランティアに参加したとき、そこでも多くの漆器を目にしました。能登の人たちの間に漆が根付いていて長年大切にされてきたのだと改めて感じています。
今回の作品は「痕跡を重ねる」をテーマにしています。紐や石膏のテクスチャを作品内側の漆の表面に写し取り、その上から漆を塗り重ね削ることで、痕跡が新たな模様を生み出しています。時間が積み重なり、痕跡が新たなものへと深化していく様子を見ていただきたいです。

制作活動への想い

和紙を重ねたり折り曲げた上に絵を描くことで、図像のずれや余白の隙間など画面上に意図しない動きを作りながら制作をおこなっています。それと同時に、そこで得た階層の違う像がつながる様子を元に水彩画の作品を制作しています。
単純化された形と色彩で物事の関係性を描くことで、1つの方向だけではなく、互いに影響し合い、バランスをとって積み重なる状態を目指しています。

【学歴】


2021    金沢美術工芸大学 工芸科 漆・木工コース 卒業        
2023    金沢美術工芸大学大学院 美術工芸研究科・漆・木工コース 修了        

【主な展示歴】

2022    SICF スパイラルホール        
2022    かたちをまとう 漆・三人展 金沢市立中村記念美術館旧中村邸        
2024    漆表現の現在2024 -漆へのまなざし- 金沢21世紀美術館市民ギャラリーA        

【主な受賞歴】

2020    国際漆展・石川2020 審査員特別賞    石川        
2020    国際瀧冨士美術賞 優秀賞