高屋永遠 作品展 「薄紙を剥ぐように"slowly but surely"」

 

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「薄紙を剥ぐように」高屋永遠作品展 

 

410日からオンラインでの作品公開予定

予約制でのご案内: 410日(土)~416日(金)

 *平日17:00-20:00 休日13:00-19:00  ご予約: info@whynot.tokyo

予約なしの開場: 417.18 422-24日 13:00-19:00

 

浮かび上がっては、近づき、また遠のく光。

希望の輪郭は曖昧なままであっても、ここに生命への慈しみを描きたいと思う。

20214月 高屋永遠

 

高屋永遠(たかや・とわ)/ 画家・現代美術家


1992
年東京都生まれ。2015年 ロンドン大学ゴールドスミスカレッジ卒業。2021年現在、東京を拠点に活動。

流麗な線と神秘的な色彩が特徴的な絵画は、空間、時間、存在についての領域横断的な考察に基づき制作される。

近年は、VRでのデジタル表現やアートスペースの運営を通して美術と地域の関係性を探究。

Instagram: @towatakaya
公式HP:https://towatakaya.com/

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存在感を放ちつつもどこか掴みどころのない、記憶のなかの風景のような色の広がり。その肌理を前にすると、次第に意識がふわふわと融解してゆくのを感じる。高屋永遠の新作群を前に忘れてはならないのは、彼女が初めから抽象を描いていたわけではないということだ。2015年の「プロポジション・シリーズ」では、今よりもはるかに大きなキャンバスに、流動する異形の生命を描き出していた。2017年より続く「青のシリーズ」では、その具象性がそぎ落とされ、生命と物質のあわいのような、より純粋な流動性だけが抽出されていた。そうした存在感覚の探究の延長線上に、今回の作品展「薄紙を剥ぐように」も位置している。

 

新たなシリーズ『癒しの地』に含まれる予定の今回の作品群は、「青のシリーズ」をベースとしつつも、色彩はより暖かく、モチーフもやや具象性を持ち始めている印象がある。それは前シリーズで突きつめられた純度の高い内省が、あたかも外界との緊張感を取り戻そうとするかのようだ。作家によれば、そのモチーフは「桜」だという。意外なほどに具体性を伴っているようにも思えるが、キャンバスに表現されているのはやはりあくまでも純粋な存在感覚の探究であり、それが「桜」というイメージのもとで展開されているにすぎない。

 

ひとつの生命が、芽を吹き、花弁をひらき、散りゆく一連の唯物的な過程が、なぜ「花」という現象として人々の意識に現れるのか。意識の桜は、実在の桜といかに異なるのか。本展において高屋は、これまでの探究で培った技術をもって、桜の「桜性」の抽出に挑戦している。

 

松本友也(まつもと・ともや)

1992年生。「Rhetorica」ライター。直近の活動は『Rhetorica#04』、『ARTEFACT』(慶應アートセンター)、『K-POPから生まれる「物語」』(CINRA.NET)など。

Twitter @matsutom0

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Slowly but surely”  TOWA TAKAYA showing works of painting

When imagining hope, an instinctual depiction of light floating upwards, coming closer to ones eyes while simultaneously receding, comes to mind. Even as the outlines of hope remains unclear, I chose to project lifes compassion onto the canvas.

- Towa Takaya in April, 2021


Appointment only : 10th-16th in April

 Op hours: 17:00-20:00(Weekday)

   Op hours : 13:00-19:00 (Weekend)

   Appointment: info@whynot.tokyo

 

Free walk in : 17th &18th, 22nd-24th in April

   Op hours: 13:00-19:00