折坂理恵
RIE ORISAKA
Biography
1979年生まれ。北海道出身。
珠洲焼基礎研修課程を受講するため、2021年に石川県珠洲市へ移住。
2年間の研修終了後『珠洲陶房 折々』と屋号を設定し、少しずつ作陶の環境を整備中。
「日々、その時々に寄り添うもの」をコンセプトとして、酒器や茶道具、生活雑貨を中心としたものづくりをしていきたいと考えている。
好きなものは、日本酒、甘味、猫。
Statement
六古窯に匹敵する時代に日本海側北部のシェアを誇った珠洲焼。
廃絶から数百年を経て昭和の時代に再興した珠洲焼の魅力を、多くの方に知っていただきたいと思っています。
珠洲焼は強還元炎によるくすべ焼を基本とする製法で作られていますが、使用する薪(灰)や土の成分の違いから、焼き締められた黒灰色の色味に違いが出ます。
伝統ある薪窯を使うか、現代技術の成果であるガス窯や灯油窯を使うか、といった焼成方法によっても作品の表情はがらりと変わります。
まだまだ駆け出しの身ですので「土ものは、陶芸は、珠洲焼は、かくあるべき!」といった崇高な考え方は、それはそれとして。
珠洲焼の歴史が途絶えることなく続いていたらどんな変化をしていただろう?
珠洲焼の良さや面白さを多くの人に知ってもらうにはどうしたらいいんだろう?
珠洲焼をより盛んにしていくために何ができるだろう?
そんなことを考えながら、日常にほんの少しの特別を珠洲焼で取り入れてもらえるよう探求していきたいと思います。
【学歴】
2023 珠洲市 珠洲焼基礎研修課程 修了
2000 国立旭川工業高等専門学校 制御情報工学科 修了
【主な受賞歴】
2022 満月会アートエキシビシヨン'22 / 石黒ビル(石川県金沢市)
2023 第27回工芸作品公募展 入選 / 金沢城・兼六園大茶会、金沢エムザ(金沢、石川)
2023 第63回石川の伝統工芸展 入選 / 金沢エムザ(金沢、石川)
2022 第26回工芸作品公募展 入賞、入選 / 金沢城・兼六園大茶会、金沢エムザ(金沢、石川)
Instagram:@oriori.suzu2021