EMI NISHI

Biography
1980年 石川県金沢市生まれ。
2010年 珠洲焼の基礎研修を受けるため珠洲市へ移住。
シンプルな食器や花器、ハートやドットの器を作っています。
Statement
平安時代に始まり戦国時代に忽然と消え、「幻の古陶」といわれる珠洲焼。
その昔ながらの焼き方を踏襲した薪窯での窯焚きは、気候や天気、気圧など自然条件が出来を左右します。そしてその焼き上がりの結果は出してみるまで分かりません。
私はそのような珠洲焼にまつわる不確定要素が多い世界に魅力を感じています。
私自身も決して同じ日のない不確定な移ろう世界に生きているので、その時の新しい自分で作ることを大事にしています。
自分の内側を新鮮に保つために未知と出会い、化学反応を起こすことで感性を複雑に、そして透明にすることを心掛けています。
壺や食器を作っていますが、特に薪窯で焼く壺は、火が作った景色を一番に感じられるように、形を感じさせないカタチを目指しています。
【学歴】
2004 京都橘女子大学 文学部文化財学科 卒業
【主な展示歴】
2025 珠洲焼の作家達展 / 吉野工芸の里鶉荘(白山、石川)
2023 グループ展 珠洲焼展 / 日本橋高島屋(日本橋、東京)
2022 グループ展 珠洲焼展 / 新宿高島屋(新宿、東京)
【主な受賞歴】
2023 第63回石川の伝統工芸展 入選 / 金沢エムザ(金沢、石川)
2023 第79回現代美術展 入選 / 石川県立美術館(金沢、石川)
2022 第78回現代美術展 入選 / 石川県立美術館(金沢、石川)
2018 第59回石川の伝統工芸展 入選 / 金沢エムザ(金沢、石川)
2018 第74回現代美術展 入選 / 石川県立美術館(金沢、石川)
2017 第58回石川の伝統工芸展 入選 / 金沢エムザ(金沢、石川)
2017 第73回現代美術展 入選 / 石川県立美術館(金沢、石川)
