高屋永遠 個展「桜時」

 

朦朧とした形態は、どこまでも軽く掴みどころのない生の気配。
偶然に生まれ落ちた生。大きな流れから、どのようにそれは到来したのだろう。
いつかの光景は、網膜の奥で内在化する。イメージは忘却され、散逸していく記憶となる。
「確かに存在したこと」への信頼と、忘却することで曖昧になる現実を受容しながら、
私たちは世界に触れる。朧な形態は、数多の生の存在することの儚さ。
生は何処からとも無く訪れ、舞うように世界に溶けてゆく。
心の脆さを内包する剥き出しの身体。それでも、光や風を感じられるということ。
科学を以て分かることは、万物は絶えず振動していることだ。

ー 高屋永遠 ー

 

高屋永遠(たかや・とわ)/ 美術家・画家
1992年東京都生まれ。
ロンドン大学ゴールドスミスカレッジ卒業。
2022年現在、東京を拠点に活動。
流麗な線と神秘的な色彩が特徴的な絵画は、空間、時間、存在についての領域横断的な考察に基づき制作される。
Instagram: @towatakaya
公式HP:https://towatakaya.com/

 

「桜時」展示作品

 

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